手順1:レイアウト設計
2000.04.01 記


●X68kケースサイズ
 

●マザーボードの大きさ
 X68kのケースサイズを考えると、おのずから利用できるマザーボードも絞られてきます。 ・CPUは、背の高いものはケースに収まり切りません。ケースの横を開けたままにするか穴をあけるか、というのなら別ですが、ここは無難にSocket370(またはSuper7)を選ぶことになります。 ・ビデオカードやサウンドカードも背が高すぎて収まりません。PCIボードを横にするようなライザー(アダプタ)を取り扱っているところもあるのですが(立野電脳)、これ1個で1枚のマザー程度の値段がするのでとてもじゃないが実用的ではありません。ここはオールインワンのマザーを選ぶのがいいでしょう。 ・マザーの規格としては、マイクロATX以下でないと物理的に入りません。注意しておきたいのはマイクロATXでも結構微妙に大きさが違うようだという事で…きちんと大きさを把握しておかないと、後で泣きを見ることになります。出来ればフレックスATXぐらいがいいのですが…。 ・ネットワークカードについては1998年頃から背の低いものが出始めており、これなら何とかケースに収まるためマザーボード上にNICがなくてもかまいません。あるに越したことはないですが。

●電源の大きさ
 これは、一部で「羊羹型」と称されている縦長で横幅の狭いものを使うのがいいと思います。と言いますか、他に使える物が見つかりませんでした。でも、ケースの左右に貫通するでかい穴を開けてもかまわないというのなら、普通のATX電源が使えるでしょう。

●CDまたはDVDの選択
 最近では(2000年)、CDの代わりにDVD…という感覚でドライブが売られていますのでDVDを使うのがいいんじゃないでしょうか。いっそのこと、DVDとCD-R合体型のものを使うのもいいかもしれません。ただ、
・縦置きにして大丈夫か?
・電源が持つか(消費電力)
を調べておかなければならないでしょうが。

●FDまたはスーパーディスクドライブ
 普通のFDを使えばいいのでしょうが、「オートイジェクトもできる」という理由だけで私はスーパーディスクを選んでしまいました。なお、スーパーディスクはIDEを使いますので、IDEが1つしかないような小さなマザーだとHDとDVD(CD)でIDEの口がふさがってしまいます。ご注意。

●HD
 後から増設は出来ないと考えた方がいいでしょう(スペースがない)。2.5インチのHDを使うという手もありますが、いずれにせよ組み上げた後からの部品の取り付け・取り外し作業は一般的なDOS/V機と比べて大変な手間になります。少々無理しても、長く遊び倒せるほどの容量を持たせておきたいものです。

 最初に白状してしまいますが、PCに関連するホームページを作っていながら、私はPCに関して素人同然です。

 マザーボードの設定や相性問題・CPUの電圧設定がどーのこーのというのを聞かされると、すぐさま逃げ出したくなります。